・ヒナタノオトさんへ
「旅する手仕事・北欧編」へ。
街角にこの空色を見つけるといつでもホッとします。
北欧の工芸学校で時を紡いだ皆さんとご一緒で、
心躍るといいましょうか、在廊の一日はじっくり(穴が開くほどに..笑)魅入って、
それぞれの作品の傍に居させて頂きました。
以下、画像や感想は一部のものです、
どうぞ実際にヒナタノオトさんにてご覧、触れて頂けますことをお勧めしたい、
手仕事が詰まった北欧空間でした。
「↑ 正しくは‘hyugge’裏撮りでしたので...。」
会期は、5月30日(水)までとなっております。
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隣り町に住む tass 遠藤さんの作品は、以前ご本人から解説して頂いた
「ガチョウの目(バーズアイ)」
以前、らふとさんにて求めた1枚、ワタクシの家でも活用中ですが、
北欧の紋様、ここ日本でもしっくりと馴染むのですね。
そしてしっかりとした手の仕事。
こういうものに囲まれながら、じっくり生活すること...目下目標でもあります。
爽やかな色合いのマット。
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*nako*さんの織は、
鼻歌を口ずさむような心軽やかな風が、
それぞれの小さなbagに仕立てられたデザインから聞こえてくるようでした。
お客さまはみなさん「こぎん刺し」かと思った...と作品に顔を寄せてゆきます。
織りの手技ですよ... 清潔感漂う佇まいです。
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sun and snowさんのプリントの図柄は、‘i skogen’(森の中)から、
新たに春を迎えた喜びが作品の図柄からみなぎるようでした。
さまざまな鳥たちのさえずり、
緑の樹々の合間 々 を飛び交う光景が浮かぶようです。
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一日ご一緒に在廊することができたtaloさんは、デンマークで学ばれた方。
授業風景や、あちらのおやつのお話、興味深く...。
白い麻のお洋服、麻なので爽やかなのですが、
北欧の手工芸の伝統の時間軸を帯びたような佇まいでした。
新しいのだけれど古びたような印象... でも、
「古びている」というのも表現としてしっくりこないのだけれど...
そこが「taloさんの風合い」なのだなぁ...と感じました。
とにかく細やかなのですよ...
溜息がこぼれるほどに...
雨粒の滴みたい...。
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ろうそく。
北欧ではあたりまえのように生活にあるもの...
そんななんでもない風景を、いつの日か肌で感じ、
ジブンで作ったろうそくをどこか街の傍らで灯してみよう...というのが、
「ruotsi / suomi /norja /tanska」
「silli (にしん)」
( こっそり... )
ワタクシ自身の小さな夢です。
ヒナタノオトさんでは、ろうそくを灯して下さっています。
「yo:to:n yo: / ja:rvi (白夜 /湖)」
日々ろうそくも時間を掛けて育っておりますので、
カタチが緩やかに変化したり、
漂う香りを実際味わって頂けましたら嬉しいです。
こちらも湖の碧を覗きこむように『湖みたい...』とこぼれるご感想、
嬉しかったです。
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この場に辿り着くまでの皆さんの手仕事の時間も肌で感じるようで、
居心地良く、心地のいい刺激をうけつつ、
過ごさせて頂きました、ありがとうございます。
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