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・『星の標本』、というろうそくのできるまで

(少し長く語ります、ご容赦を。)

 

 

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『星の標本』というろうそくを作りました。

 

kaltio.のろうそくは、諸々意味あってのことですが、

ざっくりと云えば灯し具合重視で、

ピラー(円柱)形状が多いのです。

 

そんな中、

カタチそのものにも陰影の美しさが映るんじゃないか...

と、六角形のろうそくを作ってみよう...と思ったワケです。

 

 

 

まずは、

 

Photo_2

 

型をおこす前にちょっと面倒なことをして、

六角形の仮ろうそくを準備してイメージしてみます。

観察、分析、考える...。

輪郭を残してやっぱりきれいな灯りになる...

と、確信して型おこしに入ります。

 

 

Photo_7


  

 

原型を作って、

堆積を考えつつ少しずつ削いで削いで。

 

そして型おこしです。

(*が、ここからの作業は画像を撮ってはいられないこと、

おこした型へwaxを流し込むのに少々手の掛かることを

施していきますのでこの辺りのことは...

‘カクカクシカジカ’ということで中略致します。)

 

 

六角形に小窓を作って、

そこからモチーフを灯りで愉しめるようなことを

考えながらの制作です。

標本みたいにして傍で愉しみたいなぁ...

 

 

決して叶わぬことだけれど...

「☆」を捕まえて、好きな時に眺めることができたら

...なんてすてきなことでしょう。

 

 

Photo_8

 

夜空をイメージしてまず作りだした色は、

‘ミッドナイトブルー’ 。 

ちょっと時間を重ねた重みみたいな雰囲気がして

好きだな...と思いつつ、testに入ります。

 

 

Photo_9

 

いざ灯してみると、あらら...

思いのほか、光を遮ってしまう..と感じていると、

更に時間が進み、こんな濃い風合いも

次第に炎の色が強く響いて、なんだかしっくりとこず、

ただ飾っておくだけのろうそくならば、これもアリなのですが、

kaltio.ろうそくは、灯してこそ。

 

 

泣く泣く没。

(下記記事「...な時間」もこの辺りの観察時間のことを。)

経緯を辿れば、幾つ作りなおしてみたことでしょう...。

 

 

そして今回のものは、

いつものモチーフそのものが透けるというのから、

一ひねり...

モチーフはしっかり核として強く残します。

そのモチーフを包み込む部分を浮きだたせる...といいましょうか。

 

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Photo_16

  

Photo


  

 

 

(とり巻く陰影も俯瞰で眺めると六角形。)

消火時には、

作り手のイメージからは少し明るすぎるのですが、

透け出る感はこちらの方がしっくりとくると判断して、

このような意匠で誕生致しました。

 

 

この先、展開は、頭と心の中にふくふくと芽吹いて

おりますので少しずつカタチにしてゆきます。

 

 

まずは、この作り手のすきな‘星空’から、

モチーフをいただいて。

春の空にも冬の天体の名残り...

‘オリオン’と‘北斗七星’よりお愉しみ下さい。

 

 

Photo_9


(夜空の星も線で繋げられたら、見つけやすいのだけれど。)

 

 

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koko kaltio.の庭よりの恵み、

ラベンダーも『植物の標本』として。

 

ひとつのろうそくは、こんな経緯を辿って、

目に触れるものとなり、

使い手の方の元で、更に時を纏(まと)い、

育ってゆきます。

 

 

・・・   ・・・   ・・・

 

3/9(水)~15(火)

『ソノヒカリ テノヒカリ』/伊勢丹新宿店5F

にこちらの灯りを出品致します。

残念ながらデパート内では、

炎を灯してご覧頂くことができませんので、

こちらも補足で...。

 

 

< ワタクシ、鈴木も下記在店致します。>

3/  9(水)おそらく午後~18時頃まで

3/12(土)13:00 ~ 20:00

   13(日)10:30 ~ 18時頃まで

 

お待ちしております、どうぞお出掛け下さいませ。

 

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