・富士山の日
2. 23 「富士山の日」

(「富士山ろうそく」)
‘ろうそくに火を灯す’ということに、
大半の方には、『もったいない』ですとか、
『崩れちゃう』ですとかの大きなハードルがあるようで...。
灯り(炎)で照らす道具である「ろうそく」を
制作し始めてかれこれ長く経つのですが、
未だ、この声と、煌々たる照明文化の壁が、
手掛けたものをご覧戴く時に、
大きく前に立ち憚る実感があります。
日頃手掛けている、安定感のある大きめのろうそくを、
ろうそくを好きだとは仰られるけれど、
灯して寛ぐ時間を持つまでに至らない方に、
そんなに大きく身構えなくても...と、
灯すきっかけにして頂けるような小さな灯りを作ろう、
そう思って生まれたのが、この「富士山ろうそく」です。
決めゴトは、小さくあること。
意匠は... と考えた時、
生まれてこの方、いつも近くにあり、
凛として、日本人なら.. ぃゃ... 世界中の人がその存在を
知る富士山を思ったのでした。

(本家、今日の富士山)
けれど、いわゆる富士山GOODSにしたくはない..という気持ち、
(灯して頂くために作ったのですから。)
飾っておきたいというお気持ちも否定せず...
3つ入った(化粧箱入りで販売致しております。)状態なら、
1つくらいは、灯をつけてみようか...と思ってもらえるかもしれない。
そんなことを考えながら生まれました灯りが、
kaltio. bland 中でも一際目を惹く(だって富士山だもん・笑)
存在になっております。
富士山が好きだという地元のお客様、お土産ものにですとか、
日本を訪れた海外の方、人を介して海外へ...
いろいろな場所へ旅立っているのもこの「富士山ろうそく」です。
作り続けていられて幸せです。
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こちらの「富士山ろうそく」は、
静岡市美術館 ミュージアムショップ&カフェ さま (◆)、
N Drive shop (net shop) さま (◆) 、
只今、close中ですが、アトリエ実店舗 koko kaltio. にて
お取り扱いがございます。