・年の瀬

 

 

友人のブリト二―にお歳暮を贈った。

 

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正しくは...

友人の(愛犬)ブリト二―(ブリちゃん)に

お歳暮(おもちゃ)を贈った。

 

 

届いた当日破壊(カワイイ...)、

翌日、仕立て屋さんでもあるお母さん kちゃんに

‘荒巻鮭’を手術してもらったブリちゃん。

お気に召して頂き光栄です☺

 

春が来たら、また会おうね。

 

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・まるまる一年...

  

                昨年、「瀬戸内生活工芸祭」に出掛ける少し前のことでした...

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                       我が愛しの c さんが逝って一年。

   

                           一人でいるときには、

                      (きっと頭の中で考えているものだから...)

                      突然「 c ~」(←可愛く)と、名前を呼んだり。

  

                                いつも居た場所に視線を感じ(るようで)て、はっと見てみたり。

 

                      (ワタクシにとっての)非常事態のときには、

                    「どうしよう... c 、困った。」とひとりごつしたり。

  

                                              その前に逝った永久相談役のt、g、だって

                                                 未だにさらっと会話中に溢れているし...

  

                                      一年なんて(きっと十年経っても)時間はこんなものです。

               泣いて、笑って、そうして今でも近くにいてくれているようです。

  

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・あれ?

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                            とっても熱い視線。

  

                     奇しくも本日、永久相談役 g さんの命日。

  

                             『お仕事してる?』 / 『夏に弱い子なんだから...負けてなぁ~い?』

                           『元気でやってる?』

 

                      g さん、...とでも仰っちゃってるのかしら。

                 もしかして姿をお借りて様子を見に来てくれたのかな?

  

                             ... なんつって。

  

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・「ありがとう。」...

  

- 去る日のこと でした。 -

   

瀬戸内生活工芸祭に出展する為に家を長く離れる少し前、

おばあちゃん犬の c さん、永遠の眠りにつきました。

  

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あのひとったら気を遣ったのかしら...。

出掛ける際のフォローは万全だったのに。

  

 

この場に書くことで、皆さまに気を遣わせ、お言葉をお掛け戴きますと、

今もまだすぐさまポロポロスイッチが起動してしまう為、

書けなかったし...

お店をopenさせている間は、あえて書くことはしませんでした。

  

 

亡くなる日の朝も自身の脚で立ち、一緒にお外へもゆきました。

21歳にして寝たきりとかはなく、けれどまったくの一人ぼっちでおくこともままならず、

ここ数カ月は、 家族の誰かが必ず在宅。

一番一緒にいられた私が c の居る場所と アトリエ を無線で繋ぎ、

困った物音を耳にすれば、走って c の元へ掛けつける... こんな生活でした。

  

今でもまだ作業がひと段落するととりあえず様子を見に行く...

コレが習慣になってしまっていて戸惑ったりしています。

  

  

縁あって我が家に迎え入れた時にはすでにヒトでいえば100歳超えのおばあさま。

どう接することがこの子にとってよいのか...観察不十分のまま、

夏が来て、この暑さを越えさせてあげられないかも...。

それから、なんとか秋を迎え、お正月を迎え、誕生日を迎え...

幾度となく大きく体調を崩しては、もち直し回復、穏やかに..を繰り返しました。

その度に近くでしなやかに強い「生命力」を目にしました。

  

      ご高齢ゆえ、いつでも気に掛けて下さいました皆様に、

   この場にて御礼申し上げます。

   

   

  

- 以下は、親愛なる c へ。 -

  

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すごいなぁ、 c は。

何度、こんなことを思ったでしょう。

  

しかし..今回ばかりは『もぅそろそろゆっくりするね。』と思ったのね。

  

 

当初感じていた以上に一緒に過ごす時間を与えてくれたこと、

また犬のいる生活を味あわせてくれて、

大切な者を守る強い(かったかなぁ...)心を育ててくれて、

最期も一緒にいさせてくれて、本当にありがとう...。

  

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あんなに小さな身体だった c が、

いつの間にかとてもとても大きな存在になっていました。 

  

  

次の小さくて大きなハードルだった「お正月」を一緒に迎えることは叶わなかったけれど、

今ごろ何をしていますか?

ワケあってあなたの大好きなおばさんと離れて暮らすことになってしまって...

戸惑ったでしょうけれど、

kaltio.家も捨てたもんではなかったでしょ?

なんて穏やかなお顔で旅立っていったのでしょう。

とても寂しいけれど... c の幸せを引き続き想って願っています。

  

  

あなたを偲んでお花も戴きましたよ。

遠方からお電話下さって一緒に泣いてくれた方もいますよ。

   

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私たちって幸せね、 c 。

ヒトの世界では今年の一文字は「金」なんだって。

私はね、c にもやはり「金」をあげたいと思います...。

あなたの生涯、とても可愛らしく、とてもしなやかで、とても立派でした。 

  

  

(拍手、そして...合掌。)

  

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・秋が深まって...

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                         ねぇねぇ、まだ起きないの ?

   

                 寒い朝はめっきり寝ぼすけさんの21歳のおばあさま。

  

                   お店では、やはりお宅にワンちゃんのいる方に、

          『おばあちゃん犬さんはお元気ですか?』と気にかけて戴くこともあります。

  

  

                    お歳を召したなりに穏やかに過しております。

 

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・行っちゃうの...

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                       「工房からの風」へ向けてさて出発。

 

                                             車のエンジンをかけてご挨拶をして、さぁ...

                                        このタイミングで老犬 c さんが体調を崩しました。

                                                         介抱をして頭の中では、

                                  「当日朝着になります...」と予定変更かな...と、よぎりました。

   

  

                                           絶妙なタイミングで戻ってくれた家人に託し、

                気持ちを残しつつ予定を遅らせての出発となったわけです。

  

                                ・・・ 

  

                      「~風」を終え、日付変わって自宅到着。

                  スヤスヤとした寝顔を見た時はじんわりと泣けました。

  

                               よかった。

  

                      少しお年寄りさが増した c さんですが、

                   また一緒に過ごせる時間のありがたみをひしひしと。

  

                『お出掛けしちゃうの...』ってことだったんでしょうか、ね、cさん。

 

                    肌寒くなりお年寄りの身、洋服着用の季節です。

                                秋ですね。

  

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・犬のこと

  

体調を大きく崩し、尚且つ相当のお歳を召している c

先週は、全身で息をする儚げな姿を前に、『ここ2-3日が山になるかも...』と、

家人たちもワタクシも、寝ずの看病となりました。

  

元気な成犬との治療とは違い、

まず何を優先するか...

飼い主にはかなりシビアな選択と、あとはこの子の生命力。

なす術の少ない現実です。

  

「ストレスなく」を優先にすることは、日頃より主治医先生とお話していまして、

やはりこれが何よりもの優先順位。

ですから極少の医療行為と、あとはできることはなんでも...と、

手助けしてあげられたのは、

食事と水分と時間をこってりと掛けたスペシャルマッサージと

傍にいること。

  

なんとか『山』を越してくれた c のしなやかな生命力の強さには、

脱帽で、嬉しくて、本当にありがたく救われたのです。

  

kaltio. 永久相談役となった彼らを3年前に看送った時、

小さなハムスターが旅立った時、いつも哀しく切なく思うのです。

こんなに愛おしい彼らとの生きるものさしの違いを...。

  

もの言わない彼らが、

ただただ私(たち)を信じ、歩み寄ってくれること、

我が家に来てくれて、一緒にいてくれてありがとうという気持ちが溢れます。

  

この秋は、出張に出ることも多く、

正直...気が気ではないけれど、限りある時間を、

どうか幸せに「いつも」のままに暮らしましょうね、 c さん。

  

しなやかで芯の強い c は、やはり理想の女性です。

  

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・ ○ △ ☆ ◎ ....  

                                         *暑い夏に毛むくじゃらでの登場、ごめんなしゃい...

                                                                                          (と、cさん。)

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                                                                                                 上、

 

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                                                                                                 下、

                      弱ってきた後ろ脚のマッサージ各10回。

 

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                                  全身なでなでマッサージの後は、

          長年頑張ってきた健脚に敬意を表して、肉球むぎゅむぎゅマッサージ。

  

  

                 するとたいていスーッとお昼寝のはじまり、はじまり。  

  

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・体力低下中…   

  

夏の暑さ...ワタクシも然ることながら犬のお話。

縁あって我が家の子となった犬の c はこの春で21歳になりました。

  

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確実に歳をとるスピードが速まっている...

 

何を食べてくれるのか、c さんを中心に一喜一憂。

生き(息)難い異常な暑さ、

早く涼しくなって欲しい ! との想いは切実です。

  

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・ 理想の女性像

 

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                訳あって一緒に暮らすことになったおばあちゃん犬 c 。

                小さくて大きな目標であった「21歳」を健やかに迎える。

  

           kaltio.家の一員になると、犬は自身をイヌだと思わなくなる傾向にある

                      ...ように思う。(ね、 t さん、 g さん。)

  

                        最近若返っている c も然り。

               良いのか悪いのか...だいぶkaltio.家の家風に馴染んできた。

  

                     こっそりと晴れやかに迎えたこの日は、

              お店にサプライズ!で sotosu 家の皆さんが立ち寄って下さる

          やはりこの日にして、近しい感覚で犬が好きな この方々ありなんだなぁ...と、

            春風のような心地のよい「巡り合わせ」のようなものを感じて嬉しく過す。

  

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                   おばあちゃん、再会に頭もなでなでしてもらって、  

                          穏やかに元気チャージ。

                    cらしく、穏やかに日々過してくれることを願って。

    

                                

・・・  ・・・

   

動物は純粋で、気持ちに裏も表もなくて、

なのでことさら、こちらも裏も表もなく向き合うことができる。

c は、ちょっと変わっていてめったに声を発しない。

(来たばかりの頃、私がうっかり足を踏んで『キャンッ』と聞いたくらい... )

お歳もお歳だから、自由気まま、

患う症状さえ可愛く思えて仕方ない。

  

健気のようでいて、静かに自分というものを持っている。

  

100歳超え、自然と周りが、『可愛くってしかたない...』と放ってはおかない

可愛いおばあちゃんにいつか私もなりたい。

  

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  • 2012.03.21